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ブックレビューというもの

不幸なことに。月額二千円の食費で過ごさねばならない、ちょうどそのような時期に「筒井康隆全集」(新潮社)の刊行時期がぶつかってた。

全集を揃えるというのは、いつも「微妙」な感じのするもの。全集を揃えたいと思うくらい好きな作家のわけだから、ぜひとも揃えたい。でも好きな作家であるということは、全集に収録されるような作品は結構な確率で読んでしまっている。

苦しみつつ、そして愉しみつつ、結局揃えましたよ。

筒井康隆全集ですごく苦しかったのは、たまにエッセイのフリをして(?)書評が入っている。筒井康隆って誰だと言えば全集を揃えたくなるくらい好きな作家。では、その好きな作家が興味を持った本についてどういう態度を取るべきかと言えば、そりゃもちろんどんどん買ってしまう。

当時、また苦しくなったのが「ラテンアメリカ文学」シリーズでしたね。集英社がラテンアメリカ文学シリーズを出し始めるんだけど、筒井康隆がまた「面白すぎるシリーズ。いったいわかって出してるのか>集英社」みたいなことを言うから買わざるをえない。それがまた箱入り装丁で高かったよなあ。

なんでそんな話をしているかと言えば、今、青空文庫の新着情報にある戸坂潤の『読書法』

この文書は「読書とはいかに為すべきか」なんて本じゃなく、「書評」というものの存在意義について考えた本なわけですよ。残念ながら著者が評している本は現在では入手不能だったり、ちょっと古くなってしまってる本が多い。

でも「V 余論」と記されたところからは今でも読める。「1 ブックレビュー論」に始まって「8 篤学者と世間」まで。何かのレビューしたことのある人なら皆、面白く読めるんじゃないかな。

なかなか面白い文章でした。

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2007年02月18日 23:32に投稿されたエントリーのページです。

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