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福沢諭吉に影響されてファインマンを読んでみる?

このところ、青空文庫に福沢諭吉が二本登場しましたね。

いずれも超短編ですから気楽に読むことができます。『物理学の要用』では

そもそもこの物理学の敵にして、その発達を妨ぐるものは、人民の惑溺(わくでき)にして、たとえば陰陽五行論(いんようごぎょうろん)の如き
と、甚だ刺激的なことも書いてあります。結びは
我が慶応義塾において初学を導くにもっぱら物理学をもってして、あたかも諸課の予備となすも、けだしこれがためなり。

時代の要請やなんやもあったので、今、この福沢諭吉の論理を論じる準備はありません。

で、私も文系学生(法学部で犯罪学やってました)だったので、大上段から構えるわけじゃあありません。でもあらゆる学問、根本には「論理」があると信じている私。論理を飾りっ気なしに扱えるのが数学であり、目に見える興味と結びつけられるのが物理だとも思っていて、理系学問も決して嫌いじゃない。

ファインマンって、ノーベル物理学賞受賞者。日本囲碁会で言えば藤沢秀行先生みたいな人(本当かよ(笑)?)。『ご冗談でしょう、ファインマンさん』なんて本が大いに流行って、他のエッセイ本全部のみならず、『ファインマン物理学 (1) ~ (5)』なんてのも買い揃えたものでした。

最近青空文庫に公開された『経政の学、また講究すべし』には

もそも義塾の生徒、その年長ずるというも、二十歳前後にして、二十五歳以上の者は稀なるべし。概してこれを弱冠(じゃっかん)の年齢といわざるをえず。たとい天稟(てんぴん)の才あるも、社会人事の経験に乏しきは、むろんにして、いわば無勘弁の少年と評するも不当に非ざるべし。この少年をして政治・経済の書を読ましむるは危険に非ずや。
という文章もあります。

確かに、これは振り返って自省するところもある。「経政の学」も「学問」として行うからには多分に「テクニカル」な話を行うべきものなんだけど、「弱冠の年齢」の時期にはテクニックを運用する知識的背景もなく、安易に主義主張と結びつけちゃったりもする。

「知識」や「テクニック」を積み重ねたその遥か先に「知恵」というものが生じ得るのだと、日常生活のあらゆる面で感じています。

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2007年01月28日 16:55に投稿されたエントリーのページです。

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